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お茶の保存・保管は冷蔵庫?冷暗所? お茶の川村園実店舗でよくある質問にお答えします

先日、お客様に
「お茶は冷蔵庫に入れておけばいいの?」と訊かれました。

お茶の保存場所・保管場所についてのご質問でしたが、
それに対する、私の回答は・・・

家庭用の冷蔵庫は、かなり気をつけていただかないといけません。どうしても冷蔵庫でということでしたら、次の3点を厳守して下さい。
まず1点目、お茶は他の食品の匂いを吸いますので、【厳重に密封】することが必要です。たとえ未開封であっても、さらに、別の容器に入れて、容器の隙間になる部分はセロテープ等でグルグル巻きにするぐらいに厳封することが大切です。さもなければ、あなた様の大切なお茶は、冷蔵庫の中でキムコのごとく脱臭剤の役割をしてしまうことになります。
次に2点目、急激な温度差の影響の少ない、冷蔵庫内の出来るだけ奥の方に入れることが大切です。案外知られていませんが、家庭用の冷蔵庫は、出し入れのたびに相当な温度差が発生します。「電気代を節約するには冷蔵庫の開け閉めは手早く」と言われるほどに、結構な温度変化があるのです。
そして3点目【重要】、冷蔵庫から取り出したときに、決してスグに開封しないこと。最低でも半日は未開封のまま放置してください。冷蔵庫から取り出してしばらくは、容器表面が結露による水滴で覆われています。目視でわからなくても、目に見えないところに水滴はいるものです。この状態で開封すると、大量の、目に見えない水滴軍団たちがお茶の中にしみ込んでいきます。「冷蔵庫に入れておいたら、お茶が湿気てしまった」との声をとてもよく伺いますが、これが原因です。今まで、大切に、しかも、わざわざ冷蔵庫にまで入れて保管したのに、最後の最後でパーにしないように充分にご注意下さい。冷蔵庫から取り出したら、常温に戻るまで、最低でも半日は未開封のまま放置して下さい。

以上の3点が守れない、面倒くさい、わずらわしい、できる自信がない・・・
などなどという一般的な市民の皆様には、
冷蔵庫ではなくて【冷暗所】での保管を強く強くおすすめいたします。

【冷暗所】とは、涼しくて、暗い場所。あまり暑くならなくて、光を浴びないところです。直射日光を避けれるなら、食器棚の中とかでも構いません。
そして、お茶を保管する容器ですが、未開封ならそのままでかまいません。今、市販されている日本茶の袋は、ほとんどの場合、アルミが使われて、光を通さず、防湿にもすぐれております。ただし、中身のお茶が見えているようなタイプの透明な袋の場合は光の影響を受けますので注意が必要です。

開封後のお茶の保管ですが、光を避け密封できる容器(茶缶など)に入れて【冷暗所】に保管し、できるだけ早く使い切るようにして下さい。茶缶などの容器がなければ、お茶の入っていた袋の底をトントン叩きながら、容積を小さくして、空気を追い出すようにしながら袋の余分なところを折り曲げて、出来る限り空気に触れないような真空パック状態を目指してください。

開封後のお茶を家庭用冷蔵庫に入れることは、変質リスクが大きいので、私はおすすめいたしません。日本茶の専門家の中には、冷蔵庫をおすすめする人もいますが、それはあくまでも、上述の3点の約束を厳守できることが条件です。1つでも守れない場合は、かなりのダメージを受けることになります。
安全第一の私は、むしろ冷蔵庫ではなく、密封容器に入れ【冷暗所】で保管して開封した順に早めに使い切っていくことをオススメいたします。

日本茶インストラクター 川村正道

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